トランプ次期米大統領はメキシコ国境に壁を建設する予算の承認を議会に求める計画を擁護し、費用は後でメキシコに請求すると説明した。

  トランプ氏は6日、ツイッターに「国境のグレートウォール建設を(早く進めるため)負担する資金は、すべてメキシコが後で支払う!」と投稿。これに先立ち複数のメディアは、国境警備を強化する当座の資金を確保するため、政権移行チームと下院共和党議員らが今年春に政府予算割当の手続きを始めることを検討していると報じていた。

  だがトランプ氏は、これらの報道では壁建設費用をメキシコに負担させるとした公約の裏切りであるかのように書かれているとして、「うそつきメディア」だと叱責した。

  トランプ氏の選挙対策本部マネジャーを務め、同氏の大統領就任後は顧問に就くことになっているケリーアン・コンウェイ氏は6日、フォックス・ニュースに対し、トランプ氏が「壁を建設し、メキシコが費用を支払う。それは変わっていない」と明言。一方で「議会は自らの裁量で壁の費用を賄う方法を探っている」とし、トランプ氏は「メキシコに後で全額支払わせる」と付け加えた。

  下院共和党政策委員会の委員長を務めるルーク・メッサー氏がインタビューで語ったところによると、政権移行チームと共和党議員らはジョージ・W・ブッシュ大統領が2006年に署名した法令の活用を検討している。この法令ではメキシコとの国境700マイル(約1100キロメートル)以上にわたり「物理的な障壁」を建設することを承認しているが、これまで完全に実施されたことはなく、期限も設定されていない。

原題:Trump Says U.S. Can Pay for Border Wall, Bill Mexico Later (1)(抜粋)

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