ユーロ圏の景況感指数は昨年12月に上昇し、2011年以降で最高に達した。欧州中央銀行(ECB)が刺激策を延長したほか、景気回復の兆候がさらに増えたことが景況感改善につながった。

  欧州連合(EU)の欧州委員会が6日発表した12月のユーロ圏景況感指数は107.8と、11月の106.6(改定値)を上回り、11年3月以来の高水準となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では106.8が見込まれていた。

  購買担当者指数(PMI)によれば、域内経済の拡大ペースはここ5年半余りで最も速いペースに加速している。政治的な不安要素があるこの1年の持続的な物価上昇を万全にするため、ECBが量的緩和(QE)策を延長したことが背景にある。石油値上がりで全体のインフレ率は12月に約3年ぶりの高水準に達した一方、コアインフレ率はまだ弱い。

  バントレオン銀行(スイス・ツーク)のエコノミスト、ダニエル・ハルトマン氏は、「ドイツと周辺国の両方で、鉱工業がなかなかの回復を見せている。ドイツでは幾つかの鉱工業指数が上昇した」と指摘。原油高が経済の重しとなり得るものの、世界的な経済環境は好調であり、「金融政策が引き続き後押している」と語った。

  欧州委によれば、12月は全ての業種で景況感が改善した。製造業の景況感指数は1.2ポイント上昇の0.1。サービス業は12.9と、11月の12.2から改善した。消費者信頼感指数改定値はマイナス5.1で、2015年4月以来の高水準となった。

原題:Euro-Area Confidence Jumps to Highest Since 2011 on ECB Stimulus(抜粋)

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