ヘッジファンドは透明性が欠如しており、リスクと報酬のバランスに「疑問の余地」がある。オランダの銀行ABNアムロ・グループの年金信託基金責任者がこう主張した。同基金は少なくとも12年間、ヘッジファンド業界に投資していない。

  262億ユーロ(約3兆2100億円)規模の年金信託基金を率いるジェラルディン・リーグウオーター氏はインタビューで、「この資産クラスには監督に関する問題がある。極めて近い将来にわれわれの投資先候補に上るとは思わない」と述べた。

ABN AMRO Pension Fund CEO Geraldine Leegwater. Source: ABN AMRO Pensioenfonds
ABN AMRO Pension Fund CEO Geraldine Leegwater. Source: ABN AMRO Pensioenfonds

  年金基金が比較的リスクの高いヘッジファンドを避けるというのは珍しいことではなく、同氏がABNアムロの年金信託基金で働き始めた2004年後半以後、同基金はヘッジファンドに資金を投じていない。
  
  リーグウオーター氏は、ヘッジファンドはしばしば見込み客に対して同じ「ストーリー」を話すと指摘。「低ボラティリティで素晴らしいリターン」を誇らしげに語るが、手数料構造などに対して「われわれは一定の疑念を抱いている」と説明した。

  同氏によれば、同基金は昨年、プラス約10%のリターンとなった。債券と株式の値上がりが寄与したという。

原題:Hedge-Fund Secrecy Spurned by ABN Amro’s $27 Billion Pension Pot(抜粋)

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