6日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ファーストリテイリング(9983):前日比6.7%安の3万9720円。5日に発表した昨年12月の国内ユニクロ売上高は前年同月比5%減と2カ月ぶりに減少。月後半は気温が高く、冬物コア商品が苦戦した。SMBC日興証券では、気温や値引き抑制などの影響があったようだが、コア商品で前年と比べ価格以外の目新しさがやや欠けている点があるのではないか、と指摘した。

  鉄鋼株:JFEホールディングス(5411)は3.1%安の1787円、神戸製鋼所(5406)は2.8%安、新日鉄住金(5401)は2.4%安など。鉄鋼は2.2%安と東証1部33業種の下落率1位。JPモルガン証券は5日付のセクターリポートで、高炉株は来期の業績改善を先行して織り込み、リスクリワードはバランスしてきたと分析。春節明けの中国鋼材見通しの不透明感など、目先は株価がさらに上値を追う材料に乏しく、高炉株へのスタンスをいったん中立に落とした。個別では、JFEHDの投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に引き下げ。

  5G関連株:アンリツ(6754)が5.2%高の689円、アルチザネットワークス(6778)が100円(16%)高の738円でストップ高。中国通信大手3社は2020年までに約5兆円を投じ、第5世代(5G)通信網を整備する、と6日付の日本経済新聞が報道。野村証券の田中誓アナリストは、4Gから5Gへの通信規格変更時にアンリツなどの計測器需要が高まるとの思惑が出た、とみていた。

  トヨタ自動車(7203):1.7%安の6930円。トランプ次期米大統領は5日、ツイッターへの投稿で、メキシコ工場建設を計画するトヨタを批判し、高関税をかけることも辞さない考えを明らかにした。SBI証券の遠藤功治シニアアナリストは、1ドル=115円台への円高とトランプ氏のツイッターが重なり、株価にはネガティブとの見方を示した。

  良品計画(7453):1.5%安の2万2550円。16年3ー11月期の連結営業利益は前年同期比15%増の297億円だった、と5日に発表。みずほ証券では、9ー11月の営業利益は0.8%増の98億9300万円と8四半期連続増益を確保したが、東アジア地域利益の落ち込みで同証予想の108億円を下回った点がネガティブとみる。東アジア地域の営業減益(39%減)はサプライズとした。

  ディー・エヌ・エー(2432):4.1%高の2721円。日産自動車製の自動運転車両を活用した新たな交通サービスを開発する、と6日午前に発表。17年中に技術的な実証実験を国内で開始、20年までに無人運転による交通サービスプラットフォームのビジネスモデルなどを検証する。

  DCMホールディングス(3050):4.4%高の1095円。ケーヨー(8168)が月内に実施する第三者割当増資を引き受け、持ち分法適用会社にすると5日に発表。従来は完全子会社化を計画していたが、みずほ証券では業績寄与に加え、共通商品の導入による値入れ改善や商品開発ノウハウの共有などのスケールメリットが見込まれる点を評価した。DCMHDは17年2月期の期末配当計画も1株11円から13円に増額、年間では22円から24円に引き上げた。

  ユナイテッド・アローズ(7606):1.9%高の3420円。12月の小売とネット通販合計の既存店売上高は前年同月比1.2%増加した、と5日に発表。アウターやニット、マフラーなど冬物衣料や雑貨が好調で、3カ月連続で前年実績を上回った。

  ジェイアイエヌ(3046):4.4%高の5680円。12月の既存店売上高は前年同月比5.6%増加した、と5日に発表。前年実績を上回るのは4カ月連続。新発売した「STANDARD」シリーズの「ワイドリムチタン」といった定番商品のほか、スポット展開商品も好調だった。

  リミックスポイント(3825):18%高の174円。仮想通貨交換事業の参入支援を開始する、と6日午後に発表。子会社のビットポイントジャパンが開発した取引システムについて、ホワイトラベル方式で正式に提供を始める。開発のイニシャルコストを抑えられ、比較的短期で事業参入が可能になる。

  アルトナー(2163):300円(22%)高の1670円でストップ高。1月末株主を対象に1株を2株に分割する、と5日に発表。流動性の向上や最低投資金額の低下による新たな投資家資金の流入が見込まれた。

  エスクロー・エージェント・ジャパン(6093):10%高の1795円。16年3ー11月期の営業利益は前年同期比69%増の5億7200万円だった、と6日午後に発表。金融機関の住宅ローン融資案件の事務請負などを行う主力のBPO (業務受託)事業で、低金利を背景に関連業務の受託件数が拡大した。前期比58%増の6億3600万円を見込む17年2月期計画に対する進捗 (しんちょく)率は9割。

  窪田製薬ホールディングス(4596):6.9%高の1098円。100%子会社の米アキュセラが、網膜障害で緩やかに視力が低下する希少遺伝性疾患のスターガルト病を対象に開発する新薬候補「エミクススタト塩酸塩」について、米食品医薬品局(FDA)からオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定の通知を受けた、と6日朝に発表した。

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