インド2位の格安航空会社スパイスジェットが、米ボーイングに737旅客機を92機以上発注することで合意に近づいている。スパイスジェットは世界で最も急速に伸びているインド航空市場での事業拡大を急いでいる。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、両社は数週間以内に契約を締結する可能性がある。スパイスジェットはボーイングと競合する欧州エアバスグループと長期にわたる交渉を行っていた。スパイスジェットが現在抱える航空機は40機。

  同関係者によると、契約にはナローボディー機である737マックス50機以上の確定注文と、スパイスジェットが2014年に発注し条件を再交渉した42機が含まれる見通し。協議の部外秘を理由に匿名で語った。カタログ価格に基づくと、マックス92機の契約は約101億ドル(約1兆1700億円)に相当するが、大規模な購入では通常、値引きが行われる。

  関係者1人によれば、最終的な交渉でより大きな値引きと有利な保守契約を確保できれば、発注規模を増やす可能性もある。インドではエアバスがナローボディー機で優位な地位にあるが、スパイスジェットから契約を獲得すれば、ボーイングは同国への足掛かりを強化できる。

  スパイスジェットは電子メールで送付した資料で、「交渉を終えて今年度中に発注することを見込んでいる」と説明した。ボーイングの広報はコメントを控えている。

原題:Boeing Said Close to $10.1 Billion Order From India SpiceJet (1)(抜粋)

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