5日の新興市場では通貨が上昇。メキシコ・ペソは同国中央銀行の介入で4営業日ぶりに下げ止まった。株価も上げた。

  メキシコ・ペソは非常に変動の激しい取引となり、同国中銀がドル売り介入を認めた後に1.5%高を付けた。その後、下落圧力を抑制するには介入は不十分との一部トレーダーの見方を背景に上昇の勢いは徐々に失速。トランプ次期米大統領がメキシコ工場建設を計画するトヨタ自動車に対し、高関税を課すことも辞さない考えを示したことを受けて、ペソは上昇分を消した。

通貨

  • MSCI新興市場通貨指数は0.9%上昇と、この約9カ月で最も大きく上げた。
  • ブラジル・レアルは0.7%高と4営業日続伸。
  • アルゼンチン・ペソは電子為替取引市場で上昇。マクリ政権が外国投資を刺激する取り組みの一環として、最後の主要な規制を撤廃した。

株式

  • MSCI新興市場指数は1.2%上昇と3日続伸し、昨年11月8日以来の高水準。
  • ブラジル株のボベスパ指数は0.8%高。鉄鉱石生産のヴァーレや銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングが高い。

メキシコ分析

  • ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの為替アナリスト、エリック・ネルソン氏(ニューヨーク在勤)は、「メキシコがペソ防衛のための前例のない政策を昨年2月に発表して以降、中銀が介入に踏み切ったのは今回が初めてあることは確かに注目に値する。メキシコ中銀が最近の値動きをどのようにみていたのかに関して有益な材料であり、同中銀が通貨の秩序だった取引を支えるために積極的に措置を講じるという重要なメッセージを市場に送ったのは間違いない」とコメントした。

原題:Emerging-Market Currencies Advance as Banxico Intervenes(抜粋)

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