ウォール街の金融機関で株式トレーディング収入が最も大きい米銀モルガン・スタンレーは、昨年の業績が勢いを失う状況を受けて、株式部門のグローバルのボーナス原資を最大4%削減する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  関係者らが匿名を条件に語ったところでは、モルガン・スタンレーは行員へのボーナス支給を来月予定しているが、昨年11月から報酬パッケージ算定の微調整を進めてきたという。同行の昨年1-9月の株式収入は60億8000万ドル(約7040億円)と前年同期比3.5%減少した。

  2016年の株式の新規発行が減ったことで、ウォール街の金融機関では株式部門の行員らがコスト削減の主な対象となりそうだ。人材あっせん会社オプションズ・グループの11月のリポートによると、全世界の株式トレーダーとセールス担当者の昨年分の報酬は9%減少し、12年以来で初めて前年を下回る可能性がある。政治イベントを材料に慌ただしく取引された債券の担当者の報酬は、逆に12年以来で初めて増加する見通しだ。

  調査会社コーリションのデータによれば、シティグループとゴールドマン・サックス・グループ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)も株式ビジネスが12-14%減少したが、JPモルガン・チェースは減少率が約1%と最も小さくなっている。

原題:Morgan Stanley Said to Cut Equities Traders’ Bonus Pool Up to 4%(抜粋)

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