ユーロ圏では昨年11月の生産者物価が約3年ぶりでプラス圏への復帰を果たした。域内経済の勢いが高まる中、コスト圧力が強まりそうな兆しが増えた。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が5日発表したユーロ圏生産者物価指数(PPI)は前年同月比0.1%上昇。これはブルームバーグが調査したエコノミスト予想に反する結果で、同調査では40カ月連続の前年割れが見込まれていた。PPIは前月比では0.3%上昇した。

  4日発表の12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.1%と、2013年以来の高い伸びとなった。これで欧州中央銀行(ECB)が進める刺激策の規模が適切かどうかをめぐる議論が勢いを増しそうだ。物価が力強いペースで上昇しているドイツでは、Ifo経済研究所のクレメンス・フュースト所長を含むエコノミストらが既に量的緩和(QE)策からの脱却を呼び掛けているほか、同国最大の日刊紙ビルトはECBのドラギ総裁に利上げ実施を促した。

原題:Euro-Area Factory-Gate Inflation Returns After More Than 3 Years(抜粋)

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