トヨタ自動車は4日、同社の設計が人間が制御の主体となる自動車から完全自動運転車に移行するのは当分先になるとの見通しを示した。運転中の全ての判断をコンピューターに委ねようとすることは、現時点ではリスクが高過ぎると思われるためだと説明した。

  トヨタは、その大半が人為的ミスに起因する年間3万9000人が死亡する交通事故の現状を米社会は甘受するようになったものの、コンピューター制御の自動車が関与した事故でこれほど多くの犠牲者が出たなら決して許さないだろうとの見方を示した。

  トヨタの人工知能(AI)技術の研究・開発を行うトヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のギル・プラット最高経営責任者(CEO)はラスベガスで開催される国際家電見本市「CES」の会場で、完全自動運転を表す「レベル5」について、「自動車業界ないしIT(情報技術)業界で真のレベル5到達に近づいているところはない」と発言。「要求される完成度に到達するためには、長年にわたる機械学習に加え、シミュレーションと実際の路上の双方で前例のない距離の走行試験が必要になるだろう」と指摘した。

原題:Toyota Plans Years of Building Cars Largely Controlled by Humans(抜粋)

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