ゴールドマン・サックス・グループのニューヨーク本社に4日、トランプ次期政権への影響力を強める同社に抗議する市民が集まり、スローガンを唱えたり「ガバメント・サックス」などと書かれた横断幕を掲げたりして抗議した。

  市民団体ニューヨーク・コミュニティーズ・フォー・チェンジ(NYCC)の発表によれば、約40人がゴールドマンのロビーに入ったが、一部は強制退去させられた。フェイスブックに投稿された動画では、その半数ほどの参加者が確認できる。17日に再び抗議行動を計画している。

  抗議の対象となっているのは、米住宅危機におけるゴールドマンの役割のほか、米政権で同社元幹部が主要ポストに就いてきたこれまでの長い歴史。ゴールドマンの広報担当ティファニー・ガルビン氏は「法にのっとった言論の自由や個人の集会の権利をわれわれは尊重する」とした上で、「今件については不法侵入ということで警察が人々を建物の外に連行した」と説明した。同社株は昨年11月の大統領選をドナルド・トランプ氏が制してから34%上昇している。

  抗議行動があった4日、米証券取引委員会(SEC)次期委員長に法律事務所サリバン・アンド・クロムウェルのパートナー、ジェイ・クレイトン氏(50)を次期政権が指名すると政権移行チームは発表。企業弁護士である同氏はゴールドマンと深いつながりがあるほか、妻のグレッチェンさんはゴールドマンで資産運用を担当していると、事情に詳しい関係者が明らかにしている。

原題:Goldman Confronts Protesters Inside New York Headquarters (1)(抜粋)

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