4日の新興市場では通貨と株式相場が上昇。商品相場高で原材料輸出企業の見通しが改善した。

 MSCI新興市場通貨指数はこの5営業日で4日目の上昇。主要通貨の中で最も上昇した南アフリカ共和国のランドとブラジル・レアルが上げを主導した。メキシコ・ペソは1.9%下げて最安値を更新し、同国中央銀行の介入観測が高まっている。株価のMSCI新興市場指数は3週間ぶりの高水準。ドル相場が14年ぶり高値から下落する中、ブルームバーグ商品指数は4営業日ぶりに上昇に転じた。

  ABNアムロの通貨・商品ストラテジスト、ジョルジェット・ブーレ氏(アムステルダム在勤)は「商品相場のポジティブな勢いとドル安がきょうの新興市場通貨の主なけん引役だ」と指摘した。

通貨

  • MSCI新興市場通貨指数は0.1%上昇。
  • ランドは1.5%、レアルは1.4%それぞれ値上がり。レアルは昨年12月22日以降の取引レンジだった1ドル=3.24-3.30レアルを突破した。
  • クレディ・スイスはメキシコ・ペソについて、米通商政策の不透明感の中で今は「未知の領域にある」との見方を示す。
  • アルゼンチン・ペソは先週の下落傾向が続き、最安値を付けた。

株式

  • MSCI新興市場指数は0.4%上昇。同指数は3日、昨年11月9日以降で初めて50日移動平均を超えた。
  • アルゼンチン株のメルバル指数は6営業日続伸。
  • ロシア株のRTS指数は1.1%安と、主要株価指数の中で下げが目立った。ブラジル株のボベスパ指数は0.4%下げた。

原題:Emerging-Market Currencies, Stocks Advance With Commodities(抜粋)

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