4日の米国債相場はほぼ変わらず。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて粗い値動きとなった。議事録は当局者が緩やかなペースでの利上げを支持していることを明記する一方で、財政政策が経済成長の上振れにつながるリスクやドル高が向かい風になるリスクに言及した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.44%。議事録が公表された直後に2.43%まで低下した後、2.47%前後まで上昇する場面もあった。

  BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略責任者、イアン・リンジェン氏は議事録について、「タカ派の度合いは弱まったが、ハト派的でもなかった」と述べた。

  議事録によれば、メンバーの「約半数」は自身の予測に財政拡大政策に基づく想定を織り込み始めた。一方、何人かはドル上昇に伴う向かい風を指摘した。

  議事録では少なくとも2カ所が債券相場にとって弱気な内容だと解釈された。失業率が長期的に正常な水準を大きくアンダーシュートするリスクが、利上げ加速につながる可能性を示唆した。フェデラルファンド(FF)金利の軌道変更は、保有債券の償還元本再投資にも影響する可能性があるとの見方が示された。

  欧州市場ではフランスを中心に大半のユーロ圏の国債が下落した。

  今週は12月の米ADP雇用統計や労働省の雇用統計が発表される。6日にはシカゴ連銀のエバンス総裁やリッチモンド連銀のラッカー総裁の講演が予定されている。

  

原題:Treasuries Whipsaw as Fed Minutes Focus on Fiscal Policy, Dollar(抜粋)

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