アップルはソフトバンクグループのテクノロジーファンド「ビジョン・ファンド」に10億ドル(約1170億円)を投資する計画だ。アップルは同ファンドの利害関係者リストに名を連ね、将来有望な技術を利用する新たな手段を得る。

  アップルの広報担当クリスティン・ユゲ氏は「ソフトバンクと何年も綿密に協力してきた。同社の新ファンドは、当社にとって戦略的に重要になるかもしれない技術の開発速度を上げると確信している」と述べた。アップルの投資に関しては米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が先に報じていた。

  米クアルコムも同ファンドへの出資に加わる方針を明らかにしたが、投資の条件や金額は引き続き協議中だとした。事情に詳しい関係者1人によると、台湾の鴻海精密工業と米オラクルのラリー・エリソン会長も出資する意向。

  「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」はロンドンに本拠を置き、世界の新興企業に投資する。アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、売上高の約3分の2を占める「iPhone(アイフォーン)」への依存度を低くするため手元資金をいつどのように買収に投じるのか頻繁に質問を受けていた。同社の手元資金は昨年9月末時点で2380億ドル。

  ソフトバンクの孫正義社長はトランプ次期米大統領と昨年12月に会談し、1000億ドル規模となるビジョン・ファンドの資産のうち半分を米国に投資し、5万人の雇用を創出すると約束した。ソフトバンク・インターナショナルのジョナサン・バロック最高執行責任者(COO)とソフトバンクのアロック・サーマ最高財務責任者(CFO)が同ファンドのシニアアドバイザーを務める。

原題:Apple to Invest $1 Billion in SoftBank Fund to Support Tech (2)(抜粋)

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