香港上場の準備を進める中国の銀行は、極めてリスクの高いウェルスマネジメント商品の販売に力を入れていることを明らかにした。高リターンを求める投資家の需要が増していることを理由に挙げた。

  中国の投資商品市場の規模は26兆3000億元(約445兆円)に上る。その最新の実態が、広州農村商業銀行が香港証券取引所に4日提出した上場申請書で垣間見えた。

  この申請書によると、広東省を拠点とする同行は5つのカテゴリーで最もリスクが高いとされる「レベル5」の金融商品を昨年1-9月に930億元販売した。これは同行のウェルスマネジメント商品の売上高全体の3割を占め、その比率は6%だった2015年から上昇した。

  「比較的高リターンかつ高リスク」の商品への旺盛な需要は、安全性の高い商品には付いてくる元本保証がなくても構わない一部顧客の姿勢を示していると、同行は説明した。

  中国銀行業監督管理委員会(銀監会)のウェブサイトに掲載された発表資料によると、広州農村商業銀行は香港市場で計画する新規株式公開(IPO)で最大31億3000万株の売り出しを計画している。

原題:China Bank Sells More of Riskiest Wealth Management Products (1)(抜粋)

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