米国の天然ガス相場は今年の取引初日に下落したかもしれないが、一部のアナリストらは今年の見通しについて依然、強気姿勢を崩していない。

  米国では発電燃料のガスの需要が初めて石炭を上回り輸出が増加しており、数年間にわたって続いたシェールガスの供給過剰はようやく解消された。現在、天然ガス相場にとって必要なのは冬季の寒冷な天候だ。

  在庫が5年平均を下回ったことから、ガス相場はここ11年で最大の上昇を示していた。例年1年のうちで最も寒冷な時期に当たる1月17日にかけて穏やかな天候が予想されているため、トレーダーらはガス価格が維持されるかどうか注視している。シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のアナリスト、ティム・エバンス氏は1月末と2月にかけて在庫不足は拡大すると予想している。

  エバンス氏は電話インタビューで、「需要が拡大する一方、供給は減少している。供給サイドやメキシコ向け輸出水準、LNG輸出の詳細を注視する必要がある」と述べた。

  米国全域を強い寒気が覆うとの予報から穏やかな天候予想へと一転したことから、ガス先物相場は3日、ほぼ3年で最大の下落を示した。ブルームバーグがアナリスト22人を対象に実施した調査の中央値に基づけば、これより前には、ガス相場の平均は100万BTU(英国熱量単位)当たり3.18ドルと、昨年を25%上回ると予想されていた。
  
原題:First-Day Jitters Don’t Faze Gas Bulls Predicting 2017 Upswing(抜粋)

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