米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が人工股関節「ピナクル」の不具合を隠していたとして患者に訴えられた訴訟で、テキサス州ダラスの連邦地裁判事は3日、陪審が認定した同社の懲罰的賠償義務を10億4000万ドル(約1230億円)から約半分に減額した。

  この裁判では、J&Jと傘下のデピュー部門の担当者が製品の欠陥を認識しながら不具合を起こすリスクについて医師や患者への適切な警告を怠ったと陪審が判断。裁判所の資料によると、エド・キンケード判事はこの判断については支持したものの、原告6人に対する懲罰的賠償金額は過大であり、減額されるべきだとした。

  同判事は「憲法上の判断によって原告が懲罰的損害賠償として回収できる額は限定される」と説明した。

  原告の弁護士であるマーク・ラニア氏によると、J&Jとデピュー部門が支払う懲罰的賠償は約5億ドル減額される。

  J&Jはピナクルをめぐりなお9000件近くの訴訟に直面している。米食品医薬品局(FDA)による人工股関節の規制強化を受け、J&Jは2013年に同製品の販売を中止した。

原題:J&J Judge Slashes $1 Billion Verdict Over Pinnacle Hip Implants(抜粋)

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