世界の銀行監督当局は新たな銀行自己資本比率規制「バーゼル3」に関する最終承認を延期した。欧州当局の激しい反発で合意の取りまとめが難航している。

  バーゼル銀行監督委員会は3日、銀行資本規制に関する議論を深めるため上位機関である中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループ(GHOS)による1月8日の会合は延期されたと発表した。欧州連合(EU)当局高官はバーゼル3の主要要素の1つである「資本フロア」について、域内の銀行を不当に扱い域内経済に悪影響を及ぼすとして反対している。

  バーゼル委は発表文で、金融危機後の資本規制の枠組みであるバーゼル3に関する作業は「近い将来」完了するだろうと説明した。事情を知る関係者1人によれば、残る問題は1-3月(第1四半期)に解決される見通し。今回の延期により、金融業界のロビー活動やEU当局による規制緩和を目指す取り組みの機会が生じる可能性がある。

  バーゼル委の次回会合は3月1、2日の予定。同委がバーゼル3の最終版で一致した上で、GHOSによる承認が必要となる。GHOSの次回会合は3月半ばに開かれる可能性がある。

原題:Global Bank Capital-Rule Revamp Postponed as Europe Digs In (1)(抜粋)

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