3日の欧州債相場は総じて下落。インフレ圧力が域内で増しつつある兆しが現れ、2017年の金融政策の見通しを曇らせた。

  この日はドイツ各州のインフレ加速が明らかになったほか、原油やその他商品の価格が一時高騰したことを受けて域内各国の国債利回りが上昇した。スペインで先週発表された消費者物価上昇率も2013年以来の高水準だった。また12月の英製造業は2年半ぶりの急速な拡大ペースとなり、英国債の下落に拍車を掛けた。

  ダンスケ銀行のチーフアナリスト、アラン・フォンメーレン氏(コペンハーゲン在勤)は「ドイツのインフレ数値はかなり高く、市場をやや動揺させているかもしれない」と指摘。「債券市場で今年の懸念材料になりそうなのが、ECBのテーパリングやその議論だ。インフレ率が上昇を始めれば、テーパリング議論が年内に強まる可能性がある」と述べた。

  ドイツ10年債利回りは前日比8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.26%。ポルトガル10年債利回りは20bp上昇の3.91%、イタリア10年債利回りは12bp上昇の1.86%となった。

原題:Europe’s Bonds Drop Amid Signs of Building Inflationary Pressure(抜粋)
EUROPEAN WRAP-Stoxx 600 Closes in Bull Market as Banks Rally(抜粋)

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