サマーズ元米財務長官は、ドナルド・トランプ氏の次期米大統領就任に伴うリスクについて投資家はあまりにも無頓着だと警告した。

  ハーバード大学で教鞭を執るサマーズ氏は、保護主義的な貿易政策を採用する可能性や外交政策、国内の社会政策の変更といった問題を挙げ、「極めて重大な不確実性」をもたらしていると指摘した。

  今月20日の大統領就任式まで約2週間。S&P500種株価指数は2016年には財政刺激策や経済成長加速への楽観を背景に10%近く値上がりした。ダウ工業株30種平均は昨年、2万ドルの大台には届かなかったものの、13%上昇した。

  サマーズ氏は3日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「イデオロギーの面でも実質的な政策という面でも、過去3四半世紀の米国において最大の転換となるだろう」と述べ、「世界で中心的な役割を米国が担っていることを考えると、こうした類いの転換は前例をみない重大な不確実性をもたらす問題であるはずだが、市場はこの点を完全には認識していないようだ」と続けた。  

原題:Summers Says Markets Underestimating Risks of Trump Presidency(抜粋)

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