インドネシア政府は、米銀JPモルガン・チェースとの全てのビジネス関係を打ち切ったことを明らかにした。米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利後、JPモルガンはインドネシア経済の評価を引き下げた。

  インドネシア財務省は、JPモルガンをプライマリーディーラーおよびソブリン債の引き受けから外す。同省の予算・リスク管理担当責任者のロバート・パクパハン氏が3日、ジャカルタで記者団に明らかにした。昨年11月にJPモルガンが発行した調査リポートは「正確ではなく、信頼できない」と述べた。

  JPモルガンは11月13日付のリポートで、インドネシアの評価を「オーバーウエート」から2段階引き下げ、「アンダーウエート」とした。トランプ氏勝利を受けた「戦術的な対応」と説明した。同行はブラジルの評価も引き下げたが、両国には「よりよい買い機会」が将来訪れるかもしれないとも指摘していた。

  JPモルガンは3日に電子メールで配布した資料で、インドネシア業務は通常通りに行われているとコメント。「当行の顧客への影響は小さく、われわれは問題解決に向け引き続き財務省と取り組む」とした。

  インドネシア中銀のマルトワルドヨ総裁によると、インドネシア企業がJPモルガンを通じて行っていた納税は今後、他の銀行を経ることになる。

原題:Indonesia Terminates JPMorgan Partnerships After Downgrade (1)(抜粋)

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