トランプ次期米大統領の政権移行チームは3日、同氏が米通商代表部(USTR)代表に弁護士のロバート・ライトハイザー氏(69)を起用すると発表した。次期政権の通商政策チームに対中強硬派がまた1人加わった形だ。

  トランプ氏は電子メールで送付した発表資料で、「ライトハイザー氏は米経済の最も重要なセクターの幾つかを保護する合意を取りまとめた幅広い経験を有している。多くの米国民から富を奪い取った誤った通商政策の転換に素晴らしい貢献をしてくれるだろう」とコメントした。

  レーガン政権でUSTR次席代表を務めたライトハイザー氏は、法律事務所スカデン・アープス・スレート・メーガー・アンド・フロムのパートナー。新設される「国家通商会議」のトップに先月起用されたピーター・ナバロ氏と同様、中国の貿易慣行を不公正だと批判してきた。

  ライトハイザー氏は2011年の米紙ワシントン・タイムズへの寄稿文で、国内産業振興のために関税を利用することは共和党創設当時にさかのぼる基本理念だと指摘している。

  北京を拠点とするシンクタンク、中国グローバル化研究センター(CCG)の副主任、何偉文氏はライトハイザー氏の起用について、トランプ氏の経済プランがレーガン政権のものと似ている点を考えればつじつまが合うと分析。「レーガン政権2期目に政権の通商チームは二国間交渉で日本に強い圧力をかけた。ライトハイザー氏が選ばれるのなら、対中強硬姿勢が見込まれ得る」と説明した。

原題:Trump Taps China Critic Lighthizer for U.S. Trade Representative(抜粋)

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