トルコのイスタンブールのナイトクラブで現地時間1日未明に起きた銃乱射事件を受け、エルドアン大統領は自国を標的にした「脅威を打ち砕く」と表明した。同事件では外国人25人を含む、少なくとも39人が死亡した。アルジャジーラは過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出したと伝えた。

  犯人は逃走し、現在捜索が行われている。ユルドゥルム首相によれば、現場には犯人のライフル銃が残されていた。トルコ当局が「イスラム国」やクルド人武装組織への対決姿勢を強める中、トルコ国内ではテロが頻発。この1年半の間に数十件起き、数百人が犠牲となっている。トルコとロシアは昨年12月29日、内戦の続くシリアの停戦合意を仲介したと発表した。

  ソイル内相の1日の説明によれば、犯人はイスタンブールのオルタコイの繁華街にあるレイナ・ナイトクラブの入り口で警備中の警官1人を同日午前0時すぎに殺害。その後、中にいた大勢の客に向けて発砲した。

  アクダー保健相は、負傷者が65人に上り、うち4人は重体だと説明した。ナイトクラブには年越しを祝おうと数百人が詰めかけていたという。国営アナドル通信が2日伝えたところによると、殺害された外国人の国籍はサウジアラビアが7人、他にカナダ、イスラエル、ロシア、シリア、イラクなど。イスラエル政府は十代後半のイスラエル人女性も犠牲になったと発表した。

  エルドアン大統領は「さまざまなテロ組織によるわが国を標的とした攻撃が、この地域の数々の事件と無関係ではないことを、われわれは認識している」とし、「わが国に対する脅威と攻撃を根本から打ち砕く決意だ」との声明を発表した。

  米国家安全保障会議(NSC)のプライス報道官は電子メールで、米国は「この恐ろしいテロ攻撃を最も強い言葉」で非難するとし、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国であるトルコへの支持をあらためて表明した。オバマ米大統領は哀悼の意を表し、トルコ当局に支援を申し出た。ホワイトハウスのシュルツ副報道官が電子メールで明らかにした。欧州連合(EU)やフランス、ロシア、イスラエル、ドイツなどの政府もそれぞれ事件を非難し、トルコへの支持を表明した。

原題:Erdogan Vows to Destroy Threats After 39 Killed in Istanbul (2)(抜粋)

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