今年最後となる30日の欧州株式市場では、指標のストックス欧州600指数が上昇。年間ベースではソブリン債危機の真っただ中だった2011年以来の値下がりを記録したものの、年初来の下げ幅を縮めた。

  ストックス600指数は前日比0.3%高の361.42で引けた。この日の出来高は30日平均を約60%下回る水準だった。一時0.4%下げたものの、不動産株が買われ指数を押し上げた。短縮取引となった英国市場では、FTSE100指数が0.3%上げ、終値ベースでの過去最高値を更新した。

  中国の景気減速懸念で年初から軟調だったストックス600指数は、年初来で結局プラスに転じることなく今年の取引を終了した。域内経済をめぐる懸念や政治不安、イタリアの銀行危機などもマイナス要因だった。

  西欧の主要株価指数の中でFTSE100指数は今年最も上げた指数の一つで、ポンド安で輸出株が買われたことや資源銘柄の上げで年初来上昇率は14%に達した。

  イタリアとポルトガル、デンマークの株価指数は少なくとも10%下げ、先進国の中で有数のきつい値下がりとなった。

  ストックス600指数は前年末の終値を1.2%下回った。ブルームバーグがまとめたストラテジストの調査平均値では、ストックス600指数の2017年末は366が見込まれている。これは30日終値から1.3%足らず上昇することを示唆している。

原題:European Stocks Trim 2016 Decline as FTSE 100 Closes at Record(抜粋)

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