中国は29日、13通貨のバスケットに対する人民元の指数に11通貨を追加すると発表した。世界の金融システムで圧倒的に使用されているドルの人民元への影響を薄めたい考えだ。

  中国人民銀行(中央銀行)が運営する中国外国為替取引システム(CFETS)は、通貨バスケットに韓国ウォンなどを加えると発表。これでドルの構成比率は従来に比べて4ポイント下がり22.4%と、ウォンの10.8%の2倍余りとなる。

  中国の貿易相手国通貨との対比で人民元レートを評価する理屈は明確だが、問題はドルが基準として依然、圧倒的な地位を占めると世間一般や市場が認識していることだ。

  交銀国際の洪灝チーフストラテジスト(香港在勤)は、「人民元の対ドルレートが今後もセンチメントを決める基準になる」と指摘。「通貨バスケットはあくまで参考であり、構成比率の変更やバスケットの安定維持に向けた取り組みで信頼感が高まることはほとんどないだろう」と話した。

原題:China Faces Stiff Battle to Sideline the Dollar in Valuing Yuan(抜粋)

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