中国株の投資家にとって今年は厳しい年だった。確率2500分の1のチャンスを得て新規株式公開(IPO)銘柄を手に入れた投資家を別とすれば、だ。

  2016年に中国本土で上場した銘柄は、IPO実施後1カ月でプラス392%(中央値)のリターンを計上した。これはブルームバーグが1994年にデータ集計を開始してからの最高水準。当局の指導でIPO価格が低く抑えられたことも高リターンにつながった。

  一方で上海総合指数は年初来12%ほど下げており、このままいけば世界の株価指数でも最大級の下落率で今年の取引を終える。ブルームバーグの集計データによれば、中国本土で今年IPOを実施した企業は計226社と、2011年以降で最多となった。

  中国IPO株はリターンも大きくなったが、入手もより困難になった。16年1月1日に施行された新規則で投資家は事前の払い込みなくIPO株に応募できるようになったが、その分、入手できる確率が大きく低下した。今月の確率は平均0.04%。1年前は0.64%だった。

  金曠投資の張海東チーフストラテジスト(上海在勤)は「低調な相場では投機的な投資家が新しい銘柄に殺到する。こうした銘柄の方が売り圧力が小さいと考えるからだ」と述べた。

原題:Chinese IPOs Post Record 392% Gains as Rest of Market Languishes(抜粋)

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