29日の米国債は続伸。午後に入って実施された7年債入札(280億ドル)では旺盛な需要があった。入札後に10年債利回りは一時5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 低下し、連邦公開市場委員会(FOMC)が声明を発表した14日以来の低水準となる2.459%をつけた。

  入札結果によると、7年債入札の最高落札利回りは2.284%と、2014年4月以来の高水準。ただストーン・アンド・マッカーシーによると、応札締め切り直前の水準を2bp超下回った。プライマリー ディーラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接入札者の落札全体に占める割合は19%と、2014年8月以来の高水準。海外の中央銀行を含む間接入札者の割合は64%だった。プライマリーディーラーの割合は17%と、1月以来の低水準にとどまった。

  MUFGセキュリティーズ・アメリカの米国債トレーディング責任者、トーマス・ロス氏(ニューヨーク在勤)は入札が好調となった理由として、「積み上がった需要や月末の買い、さらに年末を控えて株から債券へのリバランスの流れ」を挙げた。

  ニューヨーク午後5時現在、10年債利回りは3bp下げて2.48%となっている。

  年内最後の商いとなる30日は米証券業金融市場協会(SIFMA)の勧告に基づき午後2時までの短縮取引となる。

  5年債と30年債の利回り差は入札後に拡大した。今週は主に四半期のポートフォリオリバランスや月末の指数延長で利回り差のフラット化が予想されていた。

  この日の10年債利回りは米国だけでなく、ニュージーランドやオーストラリア、英国など先進国市場の大半で低下した。

  朝方発表された米週間新規失業保険申請件数によると、24日終了週の申請件数は前週比1万件減の26万5000件、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値に一致した。前週は6カ月ぶりの高水準だった。

原題:Treasuries Extend Gains After Strong Demand for 7-Year Auction(抜粋)

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