29日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが一時、週初来の安値に下落。その後も軟調な展開が続いた。7年債入札(発行額280億ドル)の順調な結果を受けて米国債利回りが下げを拡大したことが手掛かり。為替市場はこの日も全般的に薄商いとなった。

1万円札と100ドル札
1万円札と100ドル札
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  ドルは前日も、5年債入札の好調を受けた米国債利回りの低下を手掛かりに伸び悩む展開となっていた。この日の米国債市場では、月末のリバランスに伴う買いが入ったこともあり利回りが低下。10年債利回りは一時2.46%を下回った。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは円に対し前日比0.6%安の1ドル=116円54銭。対ユーロでは0.7%下げて1ユーロ=1.0490ドル。

  朝方発表された経済指標では、24日終了週の新規失業保険申請件数は前週比1万件減の26万5000件。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値に一致した。また11月の卸売在庫は前月比0.9%増、市場予想は0.2%増だった。

  中国は人民元の為替レートで重視する貿易加重の通貨バスケットについて、ドルの構成比率を引き下げるとともに、11通貨を追加した。ロンドンのトレーダーによれば、この発表はこの日のドル相場にはほとんど影響しなかった。

原題:Dollar Drops to Weekly Low as Dip in Treasury Yields Adds Weight(抜粋)

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