ロシアとトルコはシリアの停戦合意を仲介したと発表。6年に及ぶ内戦の終結で和平への道が開かれるとの期待を表明した。シリア外交で失敗を繰り返した米国から、主導権を奪った格好。

  ロシアのプーチン大統領は29日、テレビ放映された同国のショイグ国防相とラブロフ外相との会談で、「トルコのパートナーらとともに、極めて重大な功績を成し遂げた」と発言。停戦合意は「われわれが長い間待ち望んできたものだ」と話した。

  ショイグ国防相によれば、現地時間30日午前0時に発効する停戦合意には主要な反体制武装集団6万2000人とシリア政府軍が参加。シリア内戦解決に向けたロシアとトルコの取り組みで、最も意欲的な行動となった。ロシアとトルコは特設の軍用ホットラインを通じて停戦を監視する。

  和平への取り組みはこれまで米国が主導してきたが、どれも失敗に終わっている。9月にはロシアとの交渉で同様の停戦合意をまとめたが、わずか1週間で崩壊した。来年1月にドナルド・トランプ氏が大統領に就任した後は、米国も合意に加わるかもしれないとロシアは指摘した。

原題:Russia, Turkey Broker Syria Truce in Step Toward Peace Deal (3)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE