イタリアのパドアン経済財務相は同国銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナに対する増資要請が明確でなかったとして、欧州中央銀行(ECB)を批判した。ECBはモンテ・パスキが市場から調達しようとして失敗した額のほぼ2倍となる、88億ユーロ(約1兆740億円)の増資を要求している。

Pier Carlo Padoan, Italy’s finance minister.
Pier Carlo Padoan, Italy’s finance minister.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  パドアン氏はイタリア紙ソレ24オレが29日掲載したインタビューで、「あのような必要額をはじき出した基準について、ECB監督理事会からもっと情報が得られれば有用だった。他の銀行にも影響が及ぶからだ」と指摘。ECBからの書簡はわずか5行で、3つの数字が並んでいただけだったとし、「これに加え、いくらか説明があれば有用だっただろう。説明のない不明瞭な動きは何か悪いことがあるのではないかと勘繰りたくなる」と続けた。

  パドアン氏の報道官はこれらのコメントを確認した。ECBの報道担当はブルームバーグニュースの取材に対し、同氏の発言に対するコメントを控えた。

  またジェンティローニ首相は29日にローマで開いた今年最後の記者会見で、先週の閣議で成立させたモンテ・パスキを含む国内銀行救済策の実施は「長く複雑な」プロセスになるだろうと述べ、欧州連合(EU)の銀行監督当局との協議が「効率的かつ実り多いものになるよう願っている」と期待を寄せた。

原題:Italy’s Padoan Criticizes ECB on Paschi Recap Demand (1)(抜粋)

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