トランプ次期米大統領は28日、米国はロシアに報復するのではなく、この問題に踏ん切りをつけて前に進むべきだと述べた。大統領選挙をトランプ氏に有利に運ぶ目的でロシアがサイバー攻撃を仕掛けたと米情報当局は結論付けている。任期切れまであと少しとなったオバマ現政権は、近くロシアに対し措置を取ると見込まれている。

  トランプ氏はフロリダ州パームビーチにある別荘の外で記者団に対し、「現在の状況を受け入れ、前に進んでいくべきだと思う」と主張。「コンピューターは日常生活をひどく複雑なものにした。コンピューター時代では、何が起きているのか誰も正確にはわからない」と続けた。

  オバマ大統領は16日、米国はロシアに対し「よく考えた上での整然としたやり方」で報復する意向だと表明。ロイターとAPの報道によると、共和党所属のグラム上院議員(サウスカロライナ州)が28日午前、ラトビアの首都リガに向かう途中、米大統領選への介入でロシアとプーチン大統領は新たな制裁を覚悟するべきだと語った。

  トランプ氏はロシアの選挙戦介入について情報を明らかにしようとする米当局の取り組みを問われ、「できるだけのことをし、全容を解明すればいい」と述べた。同氏はこれまで、米情報機関に批判的な発言を繰り返していた。

原題:Trump Says U.S. Should ‘Move on’ Rather Than Sanction Russia(抜粋)

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