米シェールオイル企業は、原油の需給をめぐり再び我慢比べを行う用意がある。

  今年は年初に原油価格が12年ぶりの安値を付けた後、終盤には石油輸出国機構(OPEC)が価格押し上げに向けた予想外の減産で合意した。こうした状況で、コンチネンタル・リソーシズやパイオニア・ナチュラル・リソーシーズなどの米シェール企業は過剰反応あるいは過剰投資しない方針を固めている。

  ただ、誘惑は強まりそうだ。原油価格回復に伴い、米国では既に掘削活動が活発化し、石油リグ(掘削装置)稼働数は1月以来の高水準に達している。価格が1バレル=70ドルを超えれば米国の原油生産は日量百万バレル規模で増え始め、OPECの減産効果の大部分が打ち消されるかもしれないとシティグループは分析する。トランプ次期米大統領がエネルギー業界の規制緩和を公約に掲げ、2017年の利益改善をアナリストが予想する中で、シェール掘削業者は成長に備えている。

  コンチネンタルのハロルド・ハム最高経営責任者(CEO)はニューヨークでのインタビューで「開発に夢中になれば再び価格調整に入るのではないかという現実の懸念が業界には存在する。今後は自制的に動くことになろう」と述べた。
  
  米国の原油生産量は現在日量約880万バレルで、その約半分をシェールオイルが占めている。

原題:Shale Drillers Promise No 2017 Binges as Oil’s Hangover Eases(抜粋)

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