マレーシア国営石油ガス会社ペトロナスは、カナダ西部の270億ドル(約3兆1500億円)規模の液化天然ガス(LNG)プロジェクトについて、LNG出荷施設を当初計画とは別の場所にすることで同プロジェクトの継続を目指している。この変更によりコストを削減し、地元の反対を抑えられる可能性がある。

  ペトロナスのパシフィック・ノースウェストLNGプロジェクトは、液化プラントについてはブリティッシュコロンビア州のレル島で予定通り建設を継続する。交渉に詳しい関係者2人によると、同社は輸出用LNGを積載する船舶が停泊するドッキング施設を近隣のリドリー島に変更する方針だ。

  こうした設計変更で、当初の計画に含まれた高コストのつり橋建設の必要がなくなるほか、論争の的となっている環境に配慮が必要な海域を避けることができる見込み。

  ペトロナスとそのパートナーである中国石油化工、日本の石油資源開発インド石油会社ブルネイ国営石油は、2017年の早い時期に同プロジェクトを続行するかどうか決定する見通し。同施設の年間LNG生産量見通しは最大1920万トンで、新たなカナダ産LNGのアジア向け貿易ルートが開けることが見込まれている。

  広報担当のスペンサー・スプルール氏は電子メールで、「パシフィック・ノースウェストLNGは、今後数カ月でプロジェクト全体の見直しを実施する」と説明した。

原題:Petronas Said to Eye New Site in $27 Billion Canada LNG Plan (2)(抜粋)

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