韓国政府は来年の経済成長率見通しを2.6%に下方修正した。従来の予測は3%だった。活気を欠く国内消費と輸出の低迷を反映させた。

  企画財政省が29日、2017年の経済政策に関する報告書を発表した。それによると、政府は低下しつつある消費者信頼感と企業景況感を支えるため、財政政策を緩めに保ち、政府系企業に支出拡大を促す方針。今年の成長率見通しも2.8%から2.6%に引き下げた。

  新たな政府見通しは他の機関の予測とおおむね一致している。政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は今月、17年の成長率予想を2.7%から2.4%に引き下げた。LG経済研究院は先週のリポートで2.2%成長との見通しを示した。

  企画財政省によると、景気の下振れリスクに対応するため、年間予算の最も大きい部分を1-3月(第1四半期)に執行する方針。また、民間部門が残した産出ギャップの穴埋めに政府系企業を動員する。これら企業は耐震設計の技術やインフラ、環境に優しい事業に投資する可能性がある。

  40ページに上る同省の報告書には、韓国で最も急速に拡大しつつある問題の一つである雇用と富の格差への対応策も盛り込まれた。

原題:S.Korea Government Cuts 2017 Growth Projection to 2.6% From 3%(抜粋)

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