欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域の新興国に対する投資家の見方をまとめると、ロシアを選好する姿勢ではほぼ一致するが、トルコはできるだけ避けたいと考えているようだ。

  資産運用会社が選ぶ来年の最も有望な投資先は、政治情勢が改善されつつあり、米国の金利上昇やトランプ次期米大統領の政策発表に伴う外的ショックの影響を受けにくい市場に集中している。

  政治的に安定している市場の中でバリュエーションが割安で、商品価格上昇に連動する資産を投資家は求めている。

通貨

  UBSグループは、ロシア・ルーブルが今後1年でEMEA地域における最大のキャリートレードのチャンスを提供し、リターンがプラス26%になる可能性もあると予測。比較的高い金利や原油価格の回復が通貨の上昇を後押しするとの予想を示した。一方、大多数の投資家がトルコの資産を購入しないよう勧めており、モルガン・スタンレーの市場ストラテジスト、ジェームズ・ロード氏は、リラが割安に見えるにもかかわらず、弱気見通しを維持している。

株式

  NNインベストメント・パートナーズは、ロシア株式市場について「投資対象として当然の選択」だと指摘。同社で資産運用に携わるネイサン・グリフィス氏は、原油価格上昇やルーブル高、インフレ緩和がロシア中央銀行に金融緩和を促すと予想した。

原題:Top 2017 Emerging EMEA Picks Are All Things Russia; Avoid Turkey(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE