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●TOPIXは小反発、原油高や米消費心理が改善-売買代金ことし最低

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  東京株式相場は、TOPIXが5営業日ぶりに小反発。原油価格の上昇や米国消費者心理の改善を好感し、非鉄金属や鉄鋼など素材株、機械や海運株など景気敏感セクターが高い。半面、12月決算銘柄で配当権利落ちが響いたゴム製品や食料品株は安く、相場全体の上値を抑えた。

  TOPIXの終値は前日比0.58ポイント(0.04%)高の1536.80。日経平均株価は1円34銭(0.01%)安の1万9401円72銭と小幅に反落した。

  ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄ファンドマネージャーは、「米大統領選後の急上昇ペースのまま株価が上がり続けることはなく、今はスピード調整が必要」と指摘。一方で、「1月下旬からの第3四半期決算で企業業績の反転を確認、円安と原油高で物価が底打ちし、業績がさらに良くなるとの期待感を先取りした動きがある」とも話した。

  ブルームバーグのデータによると、12月決算銘柄の配当権利落ちはTOPIXで1.95ポイント、日経平均で28円20銭の押し下げ要因になった。12月決算銘柄が多いゴム製品株、ビールを含む食料品株が業種別下落率の1、3位。売買代金上位では、12月決算のキヤノンが下げた。

  東証1部売買高は13億1143万株、売買代金は1兆5591億円。値上がり銘柄数は1411、値下がりは474。東証1部33業種は非鉄、鉄鋼、機械、海運、金属製品、建設、サービスなど21業種が上昇。ゴムや繊維、食料品、医薬品、保険、小売、銀行など12業種は下落。売買代金上位では、米原子力事業で数千億円規模の減損の可能性がある東芝がストップ安。米投資ファンドによる買収を28日付の日本経済新聞が報じた日立工機は急騰した。

●超長期債が安い、日銀オペで買い入れ減額-利回り曲線は傾斜化

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  債券市場では超長期債が安い。日本銀行がこの日の金融調節で超長期債の買い入れ額を前回から減らしたことを受けて売りが優勢となり、利回り曲線は傾斜化した。

  現物債市場で新発20年物の159回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値に比べ2.5ベーシスポイント(bp)高い0.595%と19日以来の水準に上昇。新発30年物53回債利回りは3.5bp高い0.715%、新発40年物の9回債利回りは4bp高い0.84%と、ともに前回10年超のオペが入った16日以来の水準まで売られた。一方、長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは横ばいの0.06%を付けた後、0.055%まで戻している。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「14日に超長期ゾーンのオペを増額したのは金利上昇ピッチが速かったからで、落ち着いたから戻したが、再び上昇して混乱すればまた増やすということではないか」と指摘。「10年金利が0%から極端に上昇した場合は話が別だが、経済環境に照らし合わせてイールドカーブがスティープ化することには違和感がないのだろう」と話す。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比4銭高の149円86銭で取引を開始。いったん149円84銭まで上げ幅を縮める場面もあったが、午後には149円97銭まで上昇した。結局は12銭高の149円94銭で引けた。

  日銀がこの日実施した長期国債買い入れオペでは、残存期間「10年超25年以下」の買い入れ額が1900億円、「25年超」が1100億円と、それぞれ前回から100億円減額された。変動利付国債は1000億円で前回と同額。結果は10年超25年以下の応札倍率が2.98倍と前回の1.62倍を上回った一方、25年超では3.09倍と前回3.53倍から低下した。

●ドル・円が上昇、米長期金利の上昇支えに一時117円台後半

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が上昇。良好な米経済指標を受けた米長期金利の上昇を支えに、一時1ドル=117円台後半まで値を切り上げた。

  午後3時10分現在のドル・円相場は前日比0.1%高の117円57銭。前日の海外市場では一時117円62銭までドル高・円安が進行。この日の東京市場では117円37銭まで弱含んだ後、ドル買い・円売りが優勢となり、一時117円74銭と22日以来の高値を付けた。

  ソニーフィナンシャルホールディングス金融市場調査部の為替アナリスト、石川久美子氏は、「年末ということで、実需の部分が終わってしまうと東京時間はどうしても動きづらくなってしまう。期待をかけるとすれば欧米時間だ」と指摘。トランプ次期政権への期待で「株高・ドル高というムード自体は消えていない」とし、クリスマス休暇から欧州勢が戻ってくる今日も米金利上昇でドルが上昇という流れが続けば、「ドル・円の118円はターゲット内だ」と話した。

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