年末のゴールを目前に、ことし前半を独走した東証マザーズ指数をTOPIXが猛追している。一時年初から38%上昇したマザーズ指数は、寄与度上位のそーせいグループの下落が響き調整色を強めた半面、TOPIXは6月安値から28%上昇、特に11月の米国大統領選後の上昇ピッチが急だ。両指数の年始を100とした場合の標準化チャートでは、5月に約50ポイント開いた差が27日時点で3%以内に縮小した。

  松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、「ことし夏場にかけてのマザーズ指数の上昇は、寄与度が一番大きいそーせいGが背景」と指摘。また、両指数の変動格差には「個人投資家主体のマザーズ、海外投資家中心のTOPIXの違いがある」とし、海外勢が日本株市場に戻ってくる中、直近で東証1部銘柄の上昇が目立ってきたと言う。

  一方、りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケット・ストラテジストは、円安基調を強めた為替が「止まり、しばらくすれば資金も小型株に向かうだろう」と予測。現状は円安が止まったかどうかを判断しにくく、マザーズに対しTOPIXがキャッチアップする展開になっているが、本格的に円安が止まれば、「今まで上がっていた銘柄が下がりだし、金融、鉄鋼株は利食われ、今まで売られてきた食料品や医薬品株にまず資金が入り、その次に小型株が買われる」とみている。

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