オーストラリアでは、ほぼ1世紀にわたって採掘されていた同国最古の炭鉱の一つの操業が1年前に停止された。世界の商品価格が下落したためだ。クイーンズランド州にある同炭鉱を保有するスイスのグレンコアは生産を再開しつつあり、利益拡大に伴って金属・エネルギー生産大手が苦境から脱する兆しが示されている。

  減産と需要拡大に伴って供給過剰が緩和する中、数年間にわたって安値が続いていた石炭や鉄鉱石、亜鉛の価格は今年上昇した。昨年の鉱山業界低迷につながっていた損失は資源価格の上昇で縮小した。ブルームバーグが集計した見通しによれば、大手の豪英系BHPビリトン、英豪系リオ・ティント・グループ、ブラジルのヴァーレ、グレンコアの7-12月(下期)利益は計260億ドル(約3兆600億円)と、2年ぶりの高水準に達し、1-6月(上期)を40%上回る可能性がある。

  それだけではない。アナリストらは来年も利益が増加すると予想しており、それによってバランスシートが強化され鉱山各社は買収や配当引き上げ、債務削減が可能となる可能性がある。豪マッコーリー・グループによると、世界最大の金属消費国である中国の建設業が引き続き堅調なら、需要の拡大は持続する見込み。米モルガン・スタンレーなどの銀行は、金属価格と鉱山会社の利益の見通しを引き上げている。
  
原題:Miners Unearth a Profit Bonanza With Rally Set to Last Into 2017(抜粋)

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