欧州の航空機メーカー、エアバス・グループの超大型ジェット機A380をめぐる苦境が深まっている。エアバスは同機の最大顧客であるエミレーツ航空への引き渡しを延期する。今後2年で12機を納入する予定だった。

  エアバスが電子メールで27日配布した資料によると、納入延期による財務負担を埋め合わせるため、同社はコスト削減を加速する方針だ。延期はエミレーツとA380向けエンジンを供給するロールスロイス・グループ・ホールディングスの取り決めに伴うものだという。

  2017年と18年にA380それぞれ6機を納入する当初の計画は、1年遅れることになる。エアバスは依然として18年時点で年間ベースでA380約12機の納入を計画していると説明した。

  エミレーツとロールスロイスは12月に入り、エミレーツがA380向けエンジンの性能や整備への懸念を指摘していた問題で決着。エミレーツへの引き渡しが遅れることで、A380をめぐる事業の好転を図るエアバスの取り組みに水を差す恐れもある。

原題:Airbus’s A380 Woes Deepen as Jets Delayed for Top Buyer Emirates(抜粋)

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