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●TOPIX小幅に4日続落、不動産や電機軟調-年末接近で売り優勢

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27日の東京株式相場は、TOPIXが小幅に4日続落。年末接近に伴う持ち高整理の売りに押され、不動産や建設株が下げ、電機など一部輸出株も安い。アナリストが円安で業績の先行きを懸念したパルプ・紙株も下落。

  TOPIXの終値は前日比1.92ポイント(0.1%)安の1536.22。日経平均株価は6円42銭(0.03%)高の1万9403円6銭と4営業日ぶりに小反発。

  ニッセイアセットマネジメントの久保功株式ストラテジストは、「米国の長期金利は過去に市場で大きな認識の転換が起きた際の値幅などから判断し、良い水準まで到達した。日米株式や為替変動もあまりに急ピッチだった」と指摘。一方、「米国でしばらく景気拡張的な政策が出ることへの期待感があり、売りも出にくい。次の材料である年初の米経済指標まではこう着相場が続きそう」との見方を示した。

  東証1部の売買高は17億4965万株、売買代金は1兆8355億円。値上がり銘柄数は781、値下がりは1076。東証1部33業種は不動産や紙パ、建設、電機、鉄鋼、陸運など15業種が下落。

  紙パは、野村証券が2017年のセクター見通しで、円安は業界全体にコストアップ要因と指摘した。ゴムやその他金融、海運、医薬品、銀行など18業種は上昇。売買代金上位では、がん免疫薬「オプジーボ」を17年度中に胃がんに適応拡大する、と27日付の日本経済新聞が報じた小野薬品工業が大幅高。売買代金トップの東芝は、米国の原子力発電所事業をめぐる損失計上の可能性が嫌気され急落した。

●債券上昇、2年入札順調で買い優勢-超長期ゾーンは前日の反動買いも

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  債券相場は上昇。年内最後となる2年利付国債の入札結果が順調となり、買いが優勢となった。前日軟調だった超長期ゾーンは需給環境の改善を背景に反動買いが入ったとの見方も出ていた。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は、前日比1銭安の149円80銭で開始。一時149円78銭まで下げたが、2年入札結果発表後に水準を切り上げ、149円85銭まで上昇。結局は1銭高の149円82銭で引けた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部の鈴木秀雄課長は、「マーケットとしては積極的な取引に乏しく、昨日売られていた超長期債に揺り戻しが出ている程度」と述べた。2年入札については、「海外勢は休みが多く参加は今一つかもしれないが、2年債の金利水準が11月の指し値オペと日銀に当面の政策変更がないという点で、ぶれにくいということで円を安く調達できる彼らにとっては魅力的かもしれない。担保需要も好調な入札結果に寄与したのではないか」と分析した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値0.055%より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.06%で開始し、その後も同水準で推移した。新発20年物の159回債利回りは横ばいの0.575%、新発30年物の53回債利回りは横ばいの0.685%、新発40年物の9回債利回りは0.5bp低い0.80%を付けた。

  財務省がこの日実施した2年利付国債入札結果によると、最低落札価格が100円51銭と、市場予想の100円50銭5厘をやや上回った。小さければ好調さを示すテール(最低と平均落札価格の差)は6厘と前回の4厘からやや拡大。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.51倍と6月以来の高水準となった。

●ドル・円が反発、実需のドル買い圧力も上値重い展開-117円台前半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が反発。午前に実需筋によるドル買いが入ったものの、その後は上値の重い展開が続いた。

  ドル・円は午後3時25分現在、前日比0.2%高の1ドル=117円28銭。早朝に付けた117円07銭から一時117円46銭と2営業日ぶりの水準までドル高・円安が進む場面があった。これまでの値幅は前日と同じ39銭程度と、8月以来の小幅にとどまっている。

  ソシエテ・ジェネラル銀行東京支店の鈴木恭輔為替資金営業部長は、「ドル・円は、市場が薄い中で、仲値にかけて実需勢によるドルの駆け込み需要が出たもようで押し上げられた。ただ、手掛かりもない上、市場が薄いこともあり、上昇に積極的についていく動きは期待しづらい」と述べた。

  米10年債利回りは27日の時間外取引で上昇。一時3ベーシスポイント(bp)高の2.57%程度を付けたが、その後は上昇幅を縮小した。一方、この日の東京株式市場でTOPIXは小幅続落。前日比0.1%安の1536.22で取引を終えた。

  ユーロ・ドルは同時刻現在、0.1%安の1ユーロ=1.0444ドル。朝方に付けた1.0458ドルから一時は1.0433ドルまでユーロ安・ドル高に振れる場面があった。

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