鉄鋼の値上がりを追い風に韓国ポスコの株価は今年55%上昇した。同社株を12年ぶりの安値付近で購入した運用者は、鉄鋼価格上昇があと半年続く可能性があると予想する。

  ベアリング・アセット・マネジメント・コリアのチェ・ヒュン氏は、韓国最大の製鉄会社であるポスコが少なくとも5年で最大の損失を計上した後の2015年終盤にポスコ株を買い始めたという。その頃に中国当局は国営企業を改革して供給過剰を是正する必要性に言及していた。

  その結果、鉄鋼価格は今年に入って2倍となり、ポスコなど製鉄会社の収益性が改善した。ただ、鉄鋼需要は中国で来年1.5%減少すると見込まれており、中国冶金工業規劃研究院は建設や機械、家電などの産業の成長鈍化を減少見通しの要因と説明している。

  それでもチェ氏は、鉄鋼相場が「急に軟化することはない」と述べ、上昇が「1、2四半期は続く可能性がある」と見る。同氏が運用する「ベアリング・ハイ・ディビデンド・プラス・セキュリティーズ・インベストメント・トラスト」は1年間のリターンがプラス8.3%で、同種のファンドの92%を上回っている。チェ氏はポスコを選択したことについて、高配当利回りで優れたキャッシュフローの企業を買う戦略の一環でもあると述べた。

  ポスコ株はソウル時間(日本時間同)午前9時45分現在、前日比0.4%高の25万7000ウォン。1月21日には15万6000ウォンと、2004年8月以来の安値を付けていた。
  

原題:Fund Manager Riding 55% Posco Gain Sees Steel Prices Staying Hot(抜粋)

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