昨年、高利回り債市場ではプラスのリターンを達成しさえすれば上出来だった。ところが今年はプラス15%でさえも成績トップとは言えない状況だ。

  その原因は商品だ。2桁のリターンを挙げた投資家でも、2月に底を打ったエネルギー・鉱業企業の債券相場反発の好機を生かし切れなかったため、指標の実績を下回った。米ジャンク債の主要指数を見ると、ブルームバーグ・バークレイズとバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの各指数の先週までの実績はぞれぞれプラス16.8%と17%。一方、ブルームバーグの集計データによると、運用資産10億ドル(約1170億円)超の高利回りファンドのリターン中央値はプラス13.3%だった。

  ブルームバーグ・バークレイズのデータによれば、エネルギー企業の債券は昨年後半に下落して投資家に動揺を与えた後も、原油相場が底入れした今年2月11日まで下げ続けた。その後、反発して年初来でプラス約37%となった。従って、今年前半のどの時期にどれだけ同債券を買い入れたかが指標を上回ることができたかどうかの鍵となった。

  プルデンシャル・フィクスト・インカムで6810億ドルの資産運用に携わるマイケル・コリンズ氏は「今にして思えば、2月の時点でエネルギー指数構成銘柄のほとんど全てを購入すればよかった」と発言。「しかし高利回りエネルギー企業の多くのファンダメンタルズは依然としてそれほど良くない」と指摘した。

原題:Bond Buyers Left Bemoaning 13% Returns After Oil’s Wild Comeback(抜粋)

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