今年の中国経済は好調のうちに幕を閉じようとしている。早めに発表される12月の統計では、3四半期連続の6.7%成長の後に景気拡大が停滞する兆しが全く見られない。

  民間統計によると、中小企業の勢いは一段と力強くなっている。企業幹部の景況感は2014年8月以来の高水準に達した。工場や鉄鋼メーカーは下降傾向だが、セールスマネジャーの見通しは安定的だった。

  2年間にわたる金融緩和と財政刺激を追い風に、中国経済は弱気派が誤っていたことを証明している。ブルームバーグ・インテリジェンスの月間調査によると、先月の成長率は約7%に加速した。来年後半に開かれる重要な党大会に向けて安定確保に取り組む政策当局者は今月、慎重で中立的な金融政策の継続とともに、資産バブル対策に一段と注力する姿勢を表明した。

  12月のスタンダードチャータード中小企業景況感指数は56.1と前月の55から上昇し、8カ月ぶりの高水準となった。50が改善・悪化の境目となる。北京在勤の中国担当エコノミスト、申嵐氏はリポートで、「12月の販売は加速し、生産活動を押し上げた。ただ、勢いは持続可能ではなさそうだ」と指摘した。

  マーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)が発表した12月の中国景況感指数は2年ぶりの高水準となる55.9。同指数は上海・深圳の証券取引所に上場する企業幹部への調査に基づく。企業は人民元安が事業に好影響をもたらしていると指摘したが、その押し上げ効果は11月から鈍化したことが同指数のサブ指数で示された。

  英調査会社ワールド・エコノミクスが算出するセールスマネジャーの景況感を示す指数は12月に横ばいの51.2となった。同社は発表資料で、12月の指数は「継続的な成長を示しているが、16年全体のデータはこれまでの数年に比べて活動が大幅に落ち込んだことを確認する内容だ」と分析した。

原題:Earliest China Data Show Economy on Firmer Footing (Correct)(抜粋)

(原文訂正に伴い4段落目を「8カ月ぶりの高水準」に訂正します.)
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