26日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  テイ・エス・テック(7313):前営業日比4.2%安の2971円。いちよし経済研究所は22日付で投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。フェアバリューは2500円で据え置き。自動車部品などの現在の受注状況からみて、2018年3月期にかけて主要拠点の稼働率上昇が見通しにくく、業績モメンタムは弱いと予想した。17年3月期営業利益予想を350億円から340億円に(会社計画330億円)、来期を370億円から360億円に下方修正。

  NOK(7240):3.2%安の2404円。SMBC日興証券は、17年モデルのスマートフォン用表示装置は液晶から有機ELにシフトする公算が大きく、同社のフレキシブル基板(FPC)需要は減少する可能性があると分析した。17年3月営業利益予想を400億円から340億円に(会社計画303億円)、来期を450億円から410億円に下方修正した。

  中外製薬(4519):5.2%高の3460円。同社の親会社、スイス製薬大手ロシュ・ホールディングは22日、中外薬と共同開発中の血友病治療薬「エミシズマブ」の第3相国際共同治験について、主要評価項目を達成したと発表した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、同開発品を同社の次期成長ドライバーとみており、今回の試験結果は中長期的な成長確度を高めポジティブと評価した。

  任天堂(7974):4.1%高の2万4555円。スマートフォン向けゲームアプリを年間3本以上のペースで配信する方針を同社の君島達己社長が明らかにしたと24日付産経新聞朝刊が報道。スマホアプリをゲーム機・ソフトに続く新たな収益の柱に育てていくという。岩井コスモ証券では、同報道はゲームアプリへの意欲を示すもので前向きに評価できると述べた。

  島津製作所(7701):6%高の1871円。SMBC日興証券は22日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1700円から2500円に引き上げた。高い技術力に製品開発力が加わり、製品サイクルの短期化で競合比社に比べ高い利益成長が可能と分析。17年3月期営業利益予想を310億円から377億円(会社計画360億円)に、来期を342億円から436億円に上方修正した。

  ライトオン(7445):3.3%安の1025円。12月度の既存店売上高は前年同月比14%減と22日に発表。ニットやアウター類など冬物が苦戦した。

東証内を見学する人
東証内を見学する人
Photographer: Junko Kimura/Bloomberg

  アイシン精機(7259):2.4%安の5190円。ゴールドマン・サックス証券は22日付で投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。中国の自動車市場は10-12月の駆け込み需要を勘案すれば、17年1-3月期は反動で自動車の全需要が前年同期比6%減少すると想定。同社の中国依存度は20-30%で、反動減が重しとなると指摘した。

  スカラ(4845):150円(15%)安の838円ストップ安。営業支援サービスなどを手掛けるソフトブレーン(4779)は26日午前7時45分にスカラとの業務提携などの協議を打ち切ると発表。シナジー効果が得られないほか、信頼関係を構築できなかったことなどが理由とした。一方、スカラは午後0時20分にソフトブレとの連携は今後も一層進捗(しんちょく)すると発表。複数の顧客向けにソフトブレのサービス紹介を行ったほか、一部受注が決定していると反論した。

  瑞光(6279):9.4%安の3855円。17年2月期営業利益計画を38億9500万円から18億9500万円に下方修正すると22日に発表、前期比6.6%の増益予想は一転、48%の減益となる見込み。国内外の設備投資需要に慎重さが見られ始め、期初計画の段階で受注確度が高いと判断していた案件の一部が来期以降に先送り。さらに競合他社との価格競争激化で粗利益率が低下したことが響く。年間配当予想を85円から65円に引き下げた。 

  GMOペイメントゲートウェイ(3769):8.9%高の5080円。野村証券は22日付で目標株価を6500円から6700円に引き上げた。投資判断は「買い」で継続。マネーサービスビジネスと海外展開の両面で利益成長力は高まっていると分析した。

  ツムラ(4540):6.2%高の3280円。効率的に中国事業を運営するため、上海市に中国統括会社の津村(中国)有限公司を設立すると22日に発表した。事業効率化などが期待された。

  システナ(2317):4.4%高の1746円。大和証券は22日付で5段階評価で上から2番目の投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始。IoT開発基盤、暗号化ツール、デジタルマーケティングツールの新製品3種は一大製品になる潜在力がある、と評価した。同証による17年3月期営業利益予想は、前期比24%増の39億2000万円。会社計画は34億7400万円。

  スタートトゥデイ(3092):3.8%高の2044円。SMBC日興証券は22日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を2000円から2700円に引き上げた。アパレル企業で在庫一元管理の流れが強まりつつある中、同社のファッションECサイト「ZOZOTOWN」に集約する動きが出つつあり、同サイトの競争優位性が強まっていると分析。同証による商品取扱高の予想を増額し、17年3月期営業利益予想を241億円から247億円(会社計画221億円)に、来期を292億円から307億円に上方修正した。

  グンゼ(3002):2.7%高の380円。みずほ証券は22日付で目標株価を380円から440円に引き上げた。投資判断は「買い」で変わらず。本業のアパレル事業が国内生産の残存者メリットを享受できる事業環境になったと指摘。17年3月期営業利益予想を45億円(会社計画40億円)、来期を60億円と予想した。

  ニトリホールディングス(9843):1.8%高の1万3220円。3-11月期営業利益は前年同期比28%増の702億円と22日に発表。ホームファッション商品が好調だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、9-11月期営業利益が同証事前予想を上回っていたほか、高機能商品の販売堅調などで粗利益率の改善が続いてることなどを評価、今回の決算が株価に与えるインパクトはややポジティブとした。 

  みんなのウェディング(3685):150円(19%)高の954円ストップ高。第2位株主の穐田誉輝会長が1株1000円(22日終値は804円)で株式公開買い付け(TOB)を実施すると22日に発表。TOB価格へさや寄せする形となった。筆頭株主で持ち株比率26%のクックパッド(2193)は同TOBに全株応募する。クックパドは1.8%高の1107円。

  JIGーSAW(3914):7.9%高の6180円。オプトジェネティクス(光遺伝学)を視覚に応用し「生物・細胞」をソフトウエアによって制御する再生医療に着手したと午前11時すぎに発表。網膜の疾患で失明した人が、屋内や暗所などあらゆる場所でヒトの顔や文字などを明確に識別できるレベルの視覚再生を目指すという。 

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