英国の経常赤字は7-9月(第3四半期)に拡大した。貿易赤字がほぼ3年ぶりの大きさとなったことが響いた。

  英政府統計局(ONS)が23日発表した7-9月期の経常収支は255億ポンドの赤字で、国内総生産(GDP)比では5.2%相当となった。貿易赤字はGDP比で2.8%に拡大し、2013年10-12月(第4四半期)以降で最大に達した。

  英国の経常赤字は今年、GDP比で5%強と、米国のほぼ倍となる見通し。だが、ポンド安で輸出が伸び、輸入が減るとの見方がこうした懸念をやや和らげている。エコノミストらは17年に経常赤字がGDP比で4%前後まで縮小し、英資産の購入を継続する外国人の意向に英経済が左右される度合いが低下するとみている。

  国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択して以来、英経済はこれまで底堅さを発揮している。同日発表された7-9月のGDP確定値は前期比0.6%増と、改定値の0.5%増から上方修正された。個人消費がいま一度景気拡大を主導し、12年以降で最大となった貿易赤字による下押しを軽減した。

原題:U.K. Current-Account Deficit Widens; GDP Growth Revised Up (1)(抜粋)

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