イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは50億ユーロ(約6130億円)の増資を断念し、公的救済の可能性が高まった。

  モンテ・パスキは22日に打ち切った増資募集で投資家需要を十分に集められなかったと発表。不良債権の売却や債務の株式化も含め、増資計画全体を取りやめるとした。今後の対応についての詳細な説明はなかった。

  同行は発表資料で、増資引き受けで中心的な役割を果たす投資家不在が「機関投資家の投資判断に悪影響を及ぼし、増資への応募が限定された」と説明した。

  事情に詳しい複数の関係者は、増資失敗で同行は公的救済を求めざるを得なくなり、過去数十年で最大規模の銀行国有化となる見込みだと指摘した。政府高官によれば、早ければ22日夜の閣議で、資本不足の銀行に資金を提供する法令が承認される可能性がある。同高官は同法令の閣議提出前であることを理由に匿名で明らかにした。

原題:Paschi Drops Private Fundraising, Paving Way for State Aid (1)(抜粋)

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