中国人民元は今週、ドルと貿易加重の通貨バスケットに対して上昇している。中国当局が元相場を支えるとの観測が背景だ。

  中国人民銀行(中央銀行)は毎営業日設定している人民元の中心レートをここ4日間で0.1%引き上げた。人民銀研究局の馬駿チーフエコノミストは22日の声明で、人民銀が為替相場に関する期待を誘導する取り組みを強化したと説明した。
 
  人民元はまた13通貨から成る指数に対して6営業日連続で上昇し、ほぼ5カ月ぶりの長期上昇となっている。

  東亜銀行の外国為替アナリスト、ケニックス・ライ(頼春梅)氏は「中国の意図は明らかだ。人民元の値下がりを限定することであり、通貨バスケットとドルに対して元が下落してほしくないと考えている」と指摘。「人民元の対通貨バスケット相場は引き続き安定するが、短期的にそれほど強くはならないだろう。国内経済がまだ弱いこの時期にそれほどの元高は不要だ」と述べた。

原題:Yuan Advances Against Dollar, Basket Amid Bets of PBOC Support(抜粋)

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