米通商代表部(USTR)は21日、偽造品市場のブラックリストに中国の電子商取引運営会社アリババ・グループ・ホールディングを再び掲載した。偽造者の温床との汚名返上に取り組む同社にとって大きな失態となった。同社は4年前にリストから除外されていた。

  アリババのマイケル・エバンス社長は発表資料で、毎年公表される「悪名高い市場」リストに同社のネット通販サイト「淘宝(タオバオ)」を載せた「USTRの決定に非常に失望した」と表明。「アリババがこれまで取り組んできた実際の偽造品対策を無視するものだ」と主張した。

アリババのロゴ
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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  トランプ次期米大統領は米中の通商合意にかなり批判的であり、アリババは今回の決定に政治が影響した可能性を示唆。「USTRが事実に基づいて行動したのか、それとも現在の政治情勢による影響を受けたのか、残念なことにUSTRの決定はわれわれに疑問を抱かせている」と指摘した。

  USTRは昨年12月、ブラックリスト掲載を回避するには是正措置が必要だと警告していた。米国市場に株式を上場し、小売りやブランド、娯楽企業との関係構築に取り組んでいるアリババだが、再度のリスト入りは米国での同社の信頼に打撃となる。

  アリババはあらゆる対策を取っていると主張してきた。10月には知的財産権侵害に対する方針を強化し、ブランド各社が模倣品の削除を要請しやすくした。8月までの1年間に同社は淘宝から3億8000万点の商品を削除し、約18万の店舗を閉鎖したとUSTRへの書簡で説明している。

原題:U.S. Again Labels Alibaba ‘Notorious Market’ for Knock-Offs (1)(抜粋)

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