21日の欧州株式相場は反落。スペインの銀行株が売られ、年初来の下げ解消に迫っていた指標のストックス欧州600指数は再びプラス圏回復が遠くなった。欧州司法裁判所はスペインの各銀行に過剰な住宅ローン金利の払い戻しを命じた。

  ポプラール・エスパニョール銀行は5.8%安、サバデル銀行は1.3%安で取引を終えた。スペインの銀行は住宅ローン利用者に合計数十億ユーロの支払いを余儀なくされる恐れがある。金融株軟調の流れを受け、スイスのクレディ・スイス・グループも2.4%下げた。

  イタリアの銀行株も売られ、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは12%安。一時は19%安まで売り込まれる場面があった。同行に対しては50億ユーロの増資計画が失敗するとの懸念があり、株価は過去3営業日で22%下落した。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.2%安の360.56で終了。アクセンド・マーケッツのアナリスト、マイク・ファンデュルケン氏とヘンリー・クロフト氏は「年末恒例の強気の名残りは感じられるが、モンテ・パスキ救済の問題が救済にしろ増資にしろ未解決であり、現在のサンタクロース・ラリーの継続を難しくしている」と指摘した。

  ストックス600は12月に入り5.4%上昇。年初来では1.4%安となっている。

原題:Spanish Bank Declines Keep European Stocks Away From 2016 Gain(抜粋)

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