ドイツ銀行はアジア太平洋株式デリバティブ(金融派生商品)部門を強化している。クオンツ戦略を採用する同地域投資家からの需要拡大が見込まれるためだ。

  ソシエテ・ジェネラル出身のデービッド・ブルシェ氏は来年1月末にインデックス株式デリバティブ・トレーダーとしてドイツ銀に移籍し、香港在勤となる。7月にシティグループからドイツ銀入りした株式責任者兼グローバル株式デリバティブ共同責任者のジェームズ・ボイル氏が明らかにした。ボイル氏の配下として同地域で採用されたのはブルシェ氏で少なくとも6人目。

  ドイツ銀のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は、株式トレーディング事業の強化を目指しており、新たな資本規制や法律問題の解決費用に直面する他の投資銀行業務を縮小している。ただ、今年は株式部門が振るわず、同業他社に後れを取っており、同行の戦略はまだ効果を生んでいない。

  香港在勤のボイル氏はインタビューで、「今年、静観姿勢を取っていた顧客にはアジアで動かす資金が残っている。ドイツ銀行はクオンツ戦略で専門知識を持つ」と指摘。アジア地域強化の背景には投資家の需要がますますグローバルな商品に向かっている点や、投資家が多様化を求めていることがあると説明した。

原題:Deutsche Bank Ramps Up Its Asia-Pacific Equity-Derivatives Unit(抜粋)

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