スイスのUBSグループがかつて所有していた米コネティカット州スタンフォードにある巨大トレーディング施設を裏付けとする問題を抱えた融資債権1億4940万ドル(約176億円)が売りに出されている。この売却計画に詳しい関係者が明らかにした。

  不履行となったこの不動産融資の債権を管理している債権回収会社CWキャピタル・アセット・マネジメントが、金融コンサルティング会社ミッション・キャピタル・アドバイザーズを通じて市場での債権売却を図っている。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に明らかにした。

  ブルーム-バーグのデータによれば、この融資債権のステータスは「マチュアード・ノンパフォーミング」。融資債権の買い手がトレーディングフロアとしては世界最大だったこの施設の権利を有することになる。

  この建物はかつて、最先端の証券トレーディング施設と見なされていた。遠くまで見渡せる巨大フロアの天井の高さは45フィート(約14メートル)。約1400のワークステーションが置かれていた。UBSの前身であるスイス銀行が1994年にオープンし、2000-02年に拡張。トレーディングフロアは10万3000平方フィート(約9570平方メートル)、建物全体では71万2000平方フィートの広さを持つ。

  関係者によると、来年末にリース契約が切れるまでUBSはメンテナンスの責任を負う。UBSの広報担当者に電話したが現時点で返答はない。ミッション・キャピタルの広報担当者はコメントを控えた。CWキャピタル広報のマイケル・グッドウィン氏にコメントを求めるため電話したが、今のところ応答はない。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が20日、この融資債権の売り出しを先に伝えていた。

原題:Giant Connecticut Trading Floor’s Debt Said to Be Up for Sale(抜粋)

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